2011年06月の鑑賞日記


◆ 2011年06月19日(日) 小田和正:どーも [CD]

バック

◆ 2011年06月19日(日) 小田和正:どーも [CD]

[アーチスト]
 小田和正

[アルバム名]
 どーも

[曲目]

 01. 君のこと
 02. グッバイ  TBS系ドラマ日曜劇場「獣医ドリトル」主題歌
 03. 若葉のひと  2009年 MAX FACTOR CM曲
 04. hello hello  映画「ロック 〜わんこの島〜」主題歌
 05. 誰れも どんなことも
 06. こたえ  映画「ジーン・ワルツ」主題歌
 07. やさしい雨  TBS系「夢の扉+」テーマ曲
 08. さよならは 言わない  関西テレビ放送開局50周年記念ドラマ「トライアングル」主題歌
 09. 今日も どこかで  フジテレビ系“めざましテレビ”テーマソング
 10. 東京の空

 作詞・作曲・編曲/小田和正

[コピー]
 どーも 小田です。

☆ひとこと感想☆
 日々の多忙さ、渋谷HMVの閉店などもあって、CD屋通いが久しくなり、最近は最新情報 の入手はメルマガ頼り。そんな中、山野楽器のメルマガから、小田和正さんが「6年ぶりのオリジナル・アルバム」 をリリースするとの情報を得る。小田さんのアルバムは、2月に鑑賞日記に書いた「自己ベスト」 以外は持っていないのだが、すでに還暦を迎えている(信じられない!)スーパー・アーチスト の出来映えを聴いてみたくなり、近所のCD屋で当アルバムを入手。
 全体のテイストは、昔から変わらないメロディーライン、コーラス・アレンジ、コード進行、 甘い歌詞で、オールド・ファンにとっては老舗の美味しいお弁当を食べている感じ。 ミキシング技術の進歩からか、昔より随分と豪華になった感じがする。それでもオフコースの アルバム「FAIRWAY(1978年)」の頃の感触は残しているのがうれしい。タイアップの作品が多いのは、 それだけ小田さんの音楽そして声が未だに求められているということだろう。やはり凄い63歳だ。
 「01. 君のこと」のアコスティックな響きは、前述の「FAIRWAY」の匂いを感じ、いきなり心が掴まれる。 「02. グッバイ」、「03. 若葉のひと」は、過去に耳にしていた音楽であるが、フルコーラスで 聴くとまた趣きが違う。「04. hello hello」は最近よく耳にすると思ったら、新作映画とのタイアップ。 「05. 誰れも どんなことも」はタイアップなしと思われ、(良い意味で)焦点のはっきり しない歌詞が、昔の小田さんっぽくて実は好きである。「07. やさしい雨」は出だしから他の曲と テイストが少し違うと思ったら、バックコーラスに、スターダストレビューのボーカルの根本要さん が入っているではないか。小田ワールドを一変させてしまう根本さんのパワーもまた凄い。 他にもJUJUさんなどなどが入ってたりして、それにしても豪華なバックコーラス陣だ。 「08. さよならは 言わない」が、実はこのアルバムで一番気に行った曲だ。 こういういかにもなコード進行に昔から弱いのだ。「09. 今日も どこかで」は、 僕が“めざましテレビ”を卒業したときにテーマソングになっていた曲である。 そしてその当時司会を担当していた高島彩さん(アヤパン)の進行の巧みさを想い出す一曲だ。 「10. 東京の空」は、ピアノの弾き語りだし、アルバムの最後を飾るには、ある意味地味な曲 であるが、オフコース時代からこういう構成をよく取って来たのでお馴染みである。 アンコールピースのような位置づけだろうか。心に沁みる。

(2011.6.12, 6.19 記)

↑ページの先頭へ

猫と鼠ライン

バック