[日時]
2016年11月12日(土) 開場13:30/開演14:00
[会場]
慶應義塾日吉キャンパス協生館
藤原洋 記念ホール
[出演]
指揮：脇田 崚多郎
ピアノ：末武 稀更
合唱：女声コーラス ベル・フローレ
[プログラム]
Ⅰ イギリスの庭に愛の花が咲く
女声合唱のためのホームソングメドレー
編曲：源田 俊一郎
《イギリス編》
♪ アニーローリー（スコットランド民謡）
訳詞：藤浦 洸
作曲：スコット
♪ グリーンスリーブス（イングランド民謡）
作詞：三木 おさむ
♪ ロンドンデリーの歌（アイルランド民謡）
訳詞：津川 主一
Ⅱ ふしぎなせかいのこもりうた
女声合唱曲集『六つの子守歌』
作詞：別役 実
作曲：池辺 晋一郎
♪ 風の子守歌
♪ 空と海のの子守歌
♪ いつもの子守歌
♪ 思い出の子守歌
♪ おさかなの子守歌
♪ 眠っちゃいけない子守歌
休憩（20分）
Ⅲ 美しき思い出、あの街角
♪ 枯葉
作詞：岩谷 時子
作曲：Ｊ．コスマ
編曲：鈴木 行一
♪ 街角
作詞：大野 汀子
作曲：シャルル・トレネ
編曲：脇田 崚多郎
♪ 白い恋人たち
訳詞：永田 文夫
作曲：フランシス・レイ
編曲：岡本 仁
♪ 小雨降る径
訳詞：坂口 淳
作曲：ヘンリー・ヒンメル
♪ パダム・パダム
訳詞：薩摩 忠
作曲：ノルベール・グランズベール
編曲：脇田 崚多郎
Ⅳ 風景がわたしをいざなう
♪ 夕焼小焼
作詞：中村 雨紅
作曲：草川 信
編曲：飯沼 信義
♪ 海と涙と私と
作詞：やなせたかし
作曲：木下 牧子
♪ 霧と話した
作詞：鎌田 忠良
作曲：中田 喜直
♪ 街路灯
作詞：北岡 淳子
作曲：三善 晃
♪ 夕焼け
作詞：高田 敏子
作曲：信長 貴富
アンコール
♪ ほほえみ
作詞／作曲：鈴木 憲夫
☆ひとこと感想☆
【富】に演奏会の招待状が来ていたのもあり、団員もう一名と演奏会に伺った。
ベル・フローレさんは、毎年「コーラルフェストかわさき」で演奏を聴かせて
いただいていて、特に指揮者兼ピアニストの脇田先生のピアノの演奏には、感動している。
第１ステージは、イギリスつながりの音楽３曲。個人的にこのあたり曲は大好きなので、
非常にワクワクしながら聴くことが出来た。脇田先生の音楽作りも、そのピアノ演奏と同様、
緻密で繊細。合唱団もその音楽性をしっかりと再現していて、とても良い演奏だった。
第２ステージの『六つの子守歌』は、僕が学生の頃にもよく演奏させていた曲で、
一時期自分でも指揮をしてみたいと思っていた曲だ。懐かしさから、あの頃の思い出が、
何度も蘇った。
第３ステージは、プログラムには書いていなかったが、脇田先生のピアノの弾き振り。
メドレー風に休むことなく全曲演奏されたが、いつまでも聴いていたい名演だった。
ピアノのことばかり語ってしまうが、右手と左手、そしてフレーズごとに別の楽器で
奏でられているような演奏は、なかなか出会うことが出来ない。非常に貴重な時間をいただけた。
第４ステージは、「風景がわたしをいざなう」というコンセプトで、懐かしい曲、新しい曲
を織り交ぜて、全体として同じ空気を感じるステージになっていた。このようなコンセプトの
統一されたきっちりしたステージは、とても心地良かったし、自分たちの演奏会の参考にもなった。
そして何より感心したのが、第１ステージからアンコールまで、合唱団員は
全て暗譜だったということだ。演奏の完成度とともに、その心意気を見習わなくてはなぁと
感じる演奏会だった。
(2016.11.14,20 記)
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