ここ最近めっきりＣＤを買うという行為が停滞している。音楽を聴くという習慣が
なくなってしまったというわけではなく、聴きたくなる音楽があまりないというのが
正直なところだ。そんな落ち込んでいるＣＤの購買意欲の中で、かろうじて続いている
のが、カバーアルバムだ。自分的にジャズとか洋楽に分類しているものを除いて、
つまりＪーＰｏｐのカバーアルバムで「ぼんすたのおうち」を始めてから購入した
ものは以下になる。（買った古い順）
◎村上ゆき：夢で逢いましょう（2006/10/06購入）
ほぼピアノの弾き語り。このアルバムで村上ゆきさんを知る。
お気に入り：『そして僕は途方に暮れる』（オリジナル：大沢誉志幸）
◎斉藤和義：紅盤（2008/04/24購入）
全てがカバーではない（１４曲中９曲）。このアルバムで斉藤和義さんを知る。
お気に入り：『真夏の果実』（オリジナル：サザンオールスターズ）
◎押尾コータロー：Tussie mussie（2009/04/13購入）
アコースティックギターで演奏されたラブソング集。（一部洋楽を含む）
お気に入り：『FIRST LOVE』（オリジナル：宇多田ヒカル）
◎沢 知恵：Singer（2009/07/11購入）
ジャンルを超えたカバーベストアルバム。このアルバムで沢知恵さんを知る。
お気に入り：『小さな恋のうた』（オリジナル：MONGOL 800）
◎Pure Lips（2009/12/17購入）
ユーミン作品の最初の発表形態。従って正確にはカバーの逆。
お気に入り：『グッドラック・アンド・グッドバイ』（歌：岡崎友紀）
◎花井悠希：主人公 〜さだまさしクラシックス（2010/04/26購入）
さだまさし作品をヴァイオリンを中心にした室内楽アレンジ。
お気に入り：『主人公』（オリジナル：さだまさし）
◎BENI：COVERS:2（2012/12/13購入）
英語の歌詞に訳して歌われたカバーアルバム。このアルバムでBENIさんを知る。
お気に入り：『歌うたいのバラッド』（オリジナル：斉藤和義）
◎絢香：遊音倶楽部 〜1st grade〜（2013/09/04購入）
絢香初のカヴァーアルバム。付録のＤＶＤの録音風景が楽しそうで良かった。
お気に入り：『空と君のあいだに』（オリジナル：中島みゆき）
◎今井美樹：Dialogue Miki Imai Sings Yuming Classics（2013/11/23購入）
文字通り、今井美樹さんのオール・ユーミンカヴァーアルバム。
お気に入り：『シンデレラ・エクスプレス』（オリジナル：松任谷由実）
◎柴田 淳：COVER 70's（2014/02/01購入）
これも文字通り、７０年代Ｊ−Ｐｏｐのカバーアルバム。
お気に入り：『木綿のハンカチーフ』（オリジナル：太田裕美）
全体として言えることは、アルバム収録の中で気に入った曲は、オリジナルの
良さも残しつつも、全く違ったアレンジなどで、その曲の持つ別の良さを気付かせて
くれる曲だ。だから、オリジナルとテイストが似ているアーチストだったりすると、
厳しい言い方だが、物まねにしか聴こえないので、当然オリジナルに軍配が上がってしまう。
とはいえ、各アーチストがオリジナル曲をリスペクトして取り上げた曲たちなので、
それぞれの曲に対する愛情には並々ならぬものを感じる。徳永英明さんの女性ヴォーカル作品
カバーアルバム「VOCALIST」のヒットあたりが、後のカバーアルバムの火付け役になった
気もするが、「え？この曲をこの人が歌うの？」というような意外性を持った作品が
今後も出て来てくれれば、僕のＣＤ購買意欲も維持されることだろう。
(2014.2.23 記)
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