◆ 2015年09月12日(土) 第60回記念 湘南市民コール定期演奏会 [LIVE]
| ◆ 2015年09月12日(土) 第60回記念 湘南市民コール定期演奏会 [LIVE] |
[日時]2015年9月5日(土) 開場14:00/開演14:30 [会場] 鎌倉芸術館 大ホール [出演] 指揮：清水敬一／小野達子／門井淑治 演奏：湘南市民コール [曲目] 1st Stage グローリア プーランク作曲 GLORIA by Francis Poulenc (1899-1963) Ⅰ．Gloria Ⅱ．Laudamus te Ⅲ．Domine Deus Ⅳ．Domine fili unigenite Ⅴ．Domine Deus, Agnus Dei Ⅵ．Qui sedes ad dexteram Patris 清水敬一 指揮 浅野深雪 ソプラノ・ソロ 大竹くみ 編曲、エレクトーン 2nd Stage 思い出のうた 小さな空 武満 徹 詞・曲 明日ハ晴カナ曇リカナ 武満 徹 詞・曲 小野達子 指揮 風に寄せて（その１） 立原道造 作詩／尾形敏幸 作曲 門井淑治 指揮 小南雅世 ピアノ ＊＊＊＊＊ 休憩 ＊＊＊＊＊ 3rd Stage もし鳥だったなら 立原道造 作詩／信長貴富 作曲 Ⅰ．もし鳥だったなら Ⅱ．僕のなかを掠めるものは Ⅲ．唄 Ⅳ．南国の空青けれど 清水敬一 指揮 川添 文 ピアノ 4th Stage 山田耕筰による五つの歌 三善 晃 編曲 １．この道 北原白秋 詩 ２．赤とんぼ 三木露風 詩 ３．待ちぼうけ 北原白秋 詩 ４．からたちの花 北原白秋 詩 ５．ペチカ 北原白秋 詩 清水敬一 指揮 浅井道子 ピアノ アンコール この道～ゆりかご 信長貴富 編曲 ☆ひとこと感想☆ 【聖】の歌の仲間の旦那さんが団員で、毎年誘われるのであるが、調べてみると ２００９年７月の定期演奏会に伺って以来ということで、実に６年ぶりであった。 場所はその時と同様に大船にある「鎌倉芸術館 大ホール」で、前回同様２階席の 一番前で聴かせていただいた。 1st Stageのプーランクのグローリアは、２０年以上前に初めて聴いたときは 衝撃的な曲だったが、その後ＣＤで聴いたりするうちに好きになった曲だ。 出だしのエレクトーンの音の出どころが、スピーカーを通じてステージの左右だった ので違和感を感じた。ステージ上にライブで使うようなスピーカーを配置しては どうだったか？それでもオリジナルを忠実に再現したエレクトーンは見事だった。 次第に伴奏の違和感が薄れて行き、歌に集中する。プーランク特有の音のぶつかり が心地良く、最後まで集中して聴くことが出来た。これだけの演奏はなかなか聴くことが出来ない。 2nd Stageの一曲目は、お馴染み「小さな空」。今まで聴いた中で最も この曲の良さを表現している名演だった。他の２曲も含めて、団員の体に染みついて いる感じがする演奏で、言葉がしっかり伝わって来た。 3rd Stageは、作曲者自身が客席にいらっしゃる中演奏された。信長さんの 比較的初期の作品であるためか、どちらかと言うと曲作りを模索している感のある 曲だった。立原道造の詩が心に染みる。また、ピアニストの上手さが光っていた。 4th Stageは、三善さんのアレンジもの。この手の曲はシンプルに編曲 されている方が好きなのだが、さすが三善さん、一筋縄では行かない曲を書いている。 三善さんらしさが随所に現れる曲で、三善好きにはたまらないのであろうが、 僕にはちょっとおなか一杯すぎた。 アンコールは、信長さん編曲の「この道」を含めたメドレーの一部の演奏。 こちらの方が僕にはしっくり来て、心なしか合唱団の演奏も伸び伸びとしている 気がした。歌いやすさを求めたら、やはりこの作曲家に勝てる人はそういない。 3rd Stageと同じピアニストだったが、こちらの演奏にも大いに感動した。 (2015.9.6,12 記) |
