2008年12月のえっせい


◆ 2008年12月30日(火) 万歩計・耳コピ・気になる言葉
◆ 2008年12月07日(日) 道在爾、而求諸遠

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◆ 2008年12月30日(火) 万歩計・耳コピ・気になる言葉

 今年最後のえっせいは、久しぶりの三題合わせ技ということで。

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万歩計  会社の労働組合の支部10周年だかで、万歩計をいただいた(右写真)。 自分が一日に何歩歩いているのかは、ずっと知りたかったので、結構うれしく、 毎日左のポケットに入れて計測している。色々と機能はあるようなのだが、 面倒くさがりなのでマニュアルを読む気にならず、歩数だけ記録している。 以下が、計測を始めてから一週間の詳細である。

12/20(土)
5,654歩
普通の土曜日(歌なし)
12/21(日)
5,807歩
普通の日曜日(歌なし)
12/22(月)
9,428歩
普通の出勤、夜飲み会
12/23(火)
11,315歩
朝歌練習、昼本番、夜本番、飲み会
12/24(水)
11,860歩
午前出張、夜本番、飲み会
12/25(木)
8,584歩
普通の出勤、午後出張
12/26(金)
11,917歩
普通の出勤、夕方看板猫墓参り、夜外食

普通の休みの日は少なく、遠出をしたり、本番があったりすると結構歩いて いるようだ。当たり前と言えば当たり前なのだが。こう見てみると、僕のように 普段運動しない人にとって会社に出勤し帰宅するするという行為は、数少ない 運動の場であるのだ。一つ会社に通うことのメリットを見つけた。。。

◇    ◇    ◇

 先日、「A Chrismas Festival」という John Rutter がプロデュースして いるCDを買った。中に収録されている一曲を聴きたかっただけなのであるが、 聴き進んで行くと、「Born on a New Day」という曲が始まった。実はこの曲、 キングズ・シンガーズのその名も「New Day」というポピュラー曲を中心に 集めたアルバムに収録されていて、学生の頃何度も何度も聴きこんだものだった。 しかも、人生で初めて本格的に耳コピした曲で、その頃の歌の仲間と 音を再現して楽しんでいた曲なのだ。懐かしさとともに、自分の合唱人生の 原点を久しぶりに再確認したようで、気持ちがとても高揚した。 歌は楽しんでなんぼ、辛くなったら辞めても休んでもいい。。。なんて声が 頭を過る。それは、何も現在の活動に不満があるという意味ではなく、 ここに到達するまでにウロウロして来たことを正当化する声だったのだろう。

◇    ◇    ◇

 最近気になる2つの言葉がある。1つは「とんでもありません」で、もう 1つは「ほんとですかぁ?」だ。前者は、自分がお客の立場などで、 こちらが謙遜したりしたときに、お店の人に言われたりする言葉だ。気になる ポイントは、あまりにも大仰な反応だということだろうか。ごく最近までは、 「いえいえ」とかいう曖昧な反応だったような気がするのだ。 後者は、男女の違いなく若い人が良く使っているのを耳にする。ちょっと前 に流行った「マジすか」とはちょっと使われるシチュエーションが違うが、 似てなくもない。特に誰かに褒められたときにこの言葉を発せられると、 ちょっとだけ腹が立つ。言葉は生き物なので、市民権を得た言葉は生き残り、 そうでない言葉はいつの間にか使われなくなるのでいいのだが、耳にする度に 気にはなる。考えてみたら、「え?うっそー?」などと言う80年代に 流行った若い女性の言葉も、その当時もオヤジたちにとっては、気になる言葉の 1つだったのだろう。

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◆ 2008年12月07日(日) 道在爾、而求諸遠

 道在爾、而求諸遠
 〜 道は爾(ちか)きに在り、而(しか)るにこれを遠きに求む

 孟子の言った言葉だそうである。夜中の変な時間に起きてしまい、某国営放送 を付けたら、この言葉の実例をドラマ仕立てでやっていた。 意味は、「(人間のふみ行うべき)道は、高遠なところではなく、日常の身近な ところにある。」といったところだそうである。少し意味が変わってしまうが、 「出来ないことをしようとせずに、出来ることをしなさい。」という意味にも つながるのだそうだ。要するに、身の程を知って行動することなのだろうか?

 自分の続けてきた歌に当てはめてみる。若い時にはいつかパバロッティのような 声になれるかもしれない・・・などというようなことを恥ずかしげもなく考えていた 時期もあった。瑞々しさのある若さ故出る高音を張っては、悦に入っていたことも あった。しかし結局そんなことをしても、後に残ったものは、喉の疲労だけ だった。あのままあの路線で歌を続けていたら、今頃ポリープの一つや二つ切除して いたに違いない。

 以前、「バードの4声のミサ」というえっせいに書いたが、そのCDに出会わ なければ、今僕が歌っているジャンルの音楽にここまで傾倒しなかったと思うし、 そもそもここまで歌を続けていられなかったと思う。聴くにせよ演奏するにせよ、 お互いに音楽に関する情報交換ができる仲間がいるというのは、貴重なことだ。

◇    ◇    ◇

 最近、自分の意志ではなく、瞼がピクピクする症状に悩まされている。調べて みると、神経症の一種の可能性もあるようである。確かに日々の仕事が時間に 追われるようになって来ていて、小さな不安が少しづつ蓄積している気がする。 この症状に初めてなったのは、確か中学2年生のときで、これから受験戦争に 入るという時期と重なっていた。常に何かに追われている状況というのを この体が拒否しているということなのだろうか。

 せめて今週末は自分の好きに過ごしたかったので、本日は某団体の音取り練習を 休ませていただいている。テレビも音楽もインプットせずに、天気の良い週末を ボケーっと過ごすのが、今の自分には必要なのだと勝手に決めつけている次第だ。 久しぶりに布団も干したし、たまっていた洗濯物も今洗濯機が洗ってくれている。 昼は近所のいつもの中華屋で定食を食べて、コンビニで昔の歌の仲間宛にCDを 送る。夕方には買い物に出て、晩ご飯の材料を・・・おっと、またこれからの 行動のスケジュールを立ててしまっているではないか。

◇    ◇    ◇

 まぁ今日出来ることはこの程度なので、他には何もしないようにしよう。

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猫と鼠ライン

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